大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

下剤を飲むのは大変ですが…、

少しでも快適にリラックスして検査の準備を行っていただけるように、
大腸検査専用の個室をご用意しています。


直径11mm程のスコープを肛門から盲腸(大腸の奥)まで挿入し、戻りながら大腸全体に異常がないかを20-30分程度で観察します。必要があれば、色素散布や生検(組織検査)を行うこともあります。

検査前の準備

前日は自宅で検査食(朝・昼・夕)を食べます。寝る前に少量の下剤を飲みます。
検査当日の朝は、絶食で9時前にご来院下さい。
大腸前処置室で、1-2リットルの下剤を飲みます。何回かトイレで排便し、便が水様で透明に近くなれば、準備完了です。検査はお昼頃に開始します。
大腸検査に慣れている方でご希望があれば、自宅で下剤を飲んで便がきれいになってから来院し、検査することもできます。

鎮静剤について

ご希望があれば、鎮静剤を静脈注射して、眠っているうちに検査をすることもできます。鎮静剤の量は、それぞれの年齢と体重に合わせて決めています。
検査が終わってから鎮静剤の効き目が切れて目が覚めるまで、1時間程ベッドで休んで頂きます。
鎮静剤使用後には、車の運転が出来なくなりますのでご注意ください。

大腸ポリープ切除について

当院では、検査中に小さなポリープが見つかった場合には、日帰りで内視鏡的にポリープを切除することもできます。
抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用されている方は、ポリープ切除ができないこともあります。受診時にお薬手帳をお持ちください。
大きなポリープが見つかった場合には、入院して治療できる総合病院へ紹介いたします。

こんな症状でお困りの方へ

腹痛、血便、便秘、便が細い、下痢、やせた、検診異常(便潜血陽性)、大腸がんの家系、などが検査の対象となります。

大腸がんになる前のポリープのうちに切除しておくことが、大腸がんにかかる可能性を減らすひとつの方法です。大腸カメラを定期的に受けて、早期発見を心がけましょう。