ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)

ピロリ菌は、幼いころに昔は井戸水などから、近年は主に両親から胃に感染して、胃・十二指腸潰瘍や胃癌などの原因となります。感染する確率は減りつつありますが、当院でも30-80歳代の患者さんにピロリ菌が多く確認されています。

検査の方法

ピロリ菌感染の有無は、胃カメラを行った後に疑いがあれば血液や呼気で調べることができます。

除菌の方法

ピロリ菌陽性と分かった場合は、3種類の飲み薬を1週間服用して除菌を行います。1回目の除菌(成功率:約8割)でピロリ菌が消えなかった場合は、2回目まで保険で行う事が出来ます。

除菌に成功した後も胃癌が発生する可能性が残るため、定期的に胃カメラを受けていくことが大切です。

保険外の除菌について

当院は、日本ヘリコバクター学会の保険外除菌対応施設に認定されています。
保険外(自費)になりますが、①二次除菌まで失敗した場合、②ペニシリンアレルギーで通常の除菌薬が服用できない場合、にも対応が可能です。